【北京】中国の歴史を探訪【万里の長城は近い?アプリが使えない?】

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四千年の歴史をもつ中国の首都北京は現在2,000万人が住む大都市で、発展した街の中に歴史を残す名所が複数あります。

紫禁城や万里の長城などの文化遺産をはじめ、北京ダックや餃子など中華料理も有名です。

今回は北京に行きたい人向けに観光スポットやグルメ、旅行の注意点などを紹介します。

北京の基本データ

出典:JETROWikipedia
人口

2,184万人(2022年12月31日時点)

言語

中国語

通貨

人民元

※人民元→円変換はこちら(外部リンク)

1人当たりGDP

21,193米ドル(2018年)

気温
平均最高気温(℃)平均最低気温(℃)
1月2.3-6.9
2月6.1-4.2
3月13.21.9
4月21.09.0
5月27.215.1
6月30.820.0
7月31.823.0
8月30.722.0
9月26.516.3
10月19.38.8
11月10.30.7
12月3.7-5.0

北京の観光スポット

北京市内は地下鉄などの鉄道路線が充実しており基本的には鉄道でアクセスができますが、駅間距離が比較的長く各名所の敷地も広いため、観光にはそれなりに歩くことの覚悟が必要です。

万里の長城(八達嶺長城)

北方からの外敵侵入を防ぐ目的で建設された万里の長城は全体で6,000km以上にもおよび、その一部に北京から気軽に訪れることができます。

万里の長城(八達嶺長城)へのアクセス

北京地下鉄2号線積水潭駅から徒歩15分の徳勝門バス停から877番のバスに乗り終点まで行きます。

徳勝門から終点の万里の長城までは所要時間約90分、運賃は12元。

行きは6:00~12:00発、帰りは10:30~17:00発で約15分間隔で運行されています。

入場料は35~40元、営業時間の確認はこちら[公式サイト]

天安門広場

毛沢東の肖像画が飾られた天安門を間近に見ることができます。

天安門広場へのアクセス

北京地下鉄1号線天安門西駅・天安門東駅から保安検査場入口まで徒歩2分、2号線前門駅から保安検査場入口まで徒歩2分。

入場料は無料ですが、事前予約が必須で外国人でもWeChat(微信)を使って予約可能です。

紫禁城(故宮)

明朝時代に造られた広大な敷地を持つ城(皇宮)です。

故宮とも呼ばれ、現在は故宮博物館として一般公開されています。

紫禁城(故宮)へのアクセス

北京地下鉄1号線天安門西駅・天安門東駅から入口まで徒歩5分。

入場料は40元~60元、チケットや営業時間の確認はこちら[公式サイト]

景山公園

明の時代に紫禁城建設の残土で作られた山を中心とした公園で、山頂からは紫禁城を一望できます。

景山公園へのアクセス

紫禁城の北側出口、神武門から入口まで徒歩2分。

北京地下鉄8号線中国美術館駅から徒歩20分。

入場料は2元、営業時間の確認はこちら[公式サイト]

天壇公園

明の時代に皇帝が天に祈りを捧げるために造った場所で、祈年殿が有名です。

天壇公園へのアクセス

北京地下鉄5号線天壇東門駅から入口まで徒歩2分。

入場料は10元~15元、祈年殿など一部施設の見学には追加で20元。

チケットや営業時間の確認はこちら[公式サイト]

雍和宮(ようわきゅう)

北京中心部にあるチベット仏教の寺院です。

雍和宮(ようわきゅう)へのアクセス

北京地下鉄2号線・5号線雍和宮駅徒歩9分。

入場料は25元、チケットや営業時間の確認はこちら[公式サイト]

頤和園(いわえん)

北京の北西部に位置しており、清朝時代の18世紀に皇帝が母親の長寿を祝って造られた広大な庭園です。

頤和園(いわえん)へのアクセス

北京地下鉄4号線・16号線西苑駅から入口まで徒歩13分、西郊線頤和園西門駅から入口まで徒歩5分。

入場料は20元~30元、チケットや営業時間の確認はこちら[公式サイト]

北京のおすすめグルメ

大鴨梨烤鴨店

北京ダックなどの北京料理をリーズナブルに食べることができるレストランチェーンで、北京市内に複数店舗あります。

老辺餃子館

蒸し餃子が有名なレストランで、北京や上海、大連などに複数店舗を構えています。

北京への行き方

2024年2月現在、日本と北京を結ぶ直行便はJAL、中国国際航空など複数の航空会社が東京(羽田・成田)をはじめとした日本の各地に就航しています。

また、中国の入国にはビザが必要ですが、中国を経由して台湾・香港・マカオを含む第三国へ渡航する場合に限り指定されたエリア内で最長144時間滞在できるビザ免除が適用できます[公式サイト]

144時間トランジットビザ免除と呼ばれ、北京の各空港(北京首都国際空港・北京大興国際空港)から入国した場合は北京市・天津市・河北省の一部に滞在が可能です。

適用は第三国へ渡航する場合に限られるため、日本と中国を往復するだけの場合は適用できずビザが必要となります。

ビザは中国ビザ申請センターまたは総領事館で申請する必要があり、住んでいる都道府県によって受付可能な施設が異なるので注意が必要です。

中国ビザ申請センターで申請する場合でも事前にネットで申請表を作成し持っていくなどのルールがありますので、十分に確認して準備したうえで臨みましょう。

申請料はシングルビザ(1回の旅行のみ有効)で7,250円です。

別途手数料がかかりますが旅行代理店を通じて申請することもできます。

北京の交通機関

北京には「一卡通(イーカートン)」という交通系ICカードがあり、Suicaと同じように金額をチャージして地下鉄やバスに乗車することができます。

空港を含む地下鉄の主要駅で購入することができ、チャージは券売機などで可能です。

購入時にデポジット20元がかかります。

北京首都国際空港(PEK)から市内への移動

リムジンバスと地下鉄がありますが、リムジンバスは行き先が多くわかりづらいため地下鉄をおすすめします。

北京首都国際空港と北京市内を結ぶ地下鉄は首都空港線と呼ばれ、北京市内の数字のつく地下鉄路線とは運賃体系が異なり以下の通りです。

区間

第3ターミナル~第2ターミナル~三元橋~東直門~北新橋

運賃

25元

所要時間

30分(東直門まで)

運行時間

6:22~22:52

運行間隔

9~14分間隔

乗車方法

一卡通(イーカートン)または切符を改札機にタッチする

※一卡通(イーカートン)は駅の窓口で、切符は駅の券売機で購入可能

北京大興国際空港(PKX)から市内への移動

リムジンバスと地下鉄がありますが、リムジンバスは行き先が多くわかりづらいため地下鉄をおすすめします。

北京大興国際空港と北京市内を結ぶ地下鉄は大興空港線と呼ばれ、北京市内の数字のつく地下鉄路線とは運賃体系が異なり以下の通りです。

区間

大興空港~草橋

運賃

35元

所要時間

19分(草橋まで)

運行時間

6:00~23:00

運行間隔

7~15分間隔

乗車方法

一卡通(イーカートン)または切符を改札機にタッチする

※一卡通(イーカートン)は駅の窓口で、切符は駅の券売機で購入可能

北京市内の移動

地下鉄[外部サイト]とバス[外部サイト]があります。

地下鉄では一卡通(イーカートン)を改札機にタッチして入場し、出る時も同じようにタッチします。

地下鉄の運賃は距離制で3~6元です。

一卡通(イーカートン)がない場合は各駅の券売機で切符を購入し、それを改札機にかざして通ります。

切符はICカード式で、下車駅の改札機に入れて改札を出ます。

バスは乗降時に一卡通(イーカートン)を改札機にタッチし、運賃は2元~の距離制です。

北京旅行の注意点

AlipayとWeChatPayが必須?

中国ではQRコード決済が普及しており、特にAlipayとWeChatPayは飲食店や公共交通機関などで広く利用可能です。

一方でクレジットカードを利用することはできますが、利用可能な店舗数が少ないのも特徴です。

独自の決済手段が強く、クレジットカードも銀聯(ぎんれん)という独自ブランドがあるため、VISAやMaster、JCBのカードを持っていても使えない場合があります。

現地の人もAlipayやWeChatPayの支払いに慣れているため、困ることがあってもサポートしてくれます。

AlipayとWeChatPayのうち片方しか利用できない店もあるので、両方入れて行くことをおすすめします。

LINEやInstagramが使えない?

LINEやInstagramなど一部のアプリやサイトは中国政府の通信規制により使用することができず、入国後は繋がらなくなります。

海外データローミングやVPNを使うことで、規制を回避してアプリやサイトを使うことができます

出国前に楽天モバイルなどの海外データローミングが利用可能な回線に切り替えるか、かべネコVPN[外部サイト]などのVPN回線に申し込んでおきましょう。

外国人が泊まれないホテルがある?

中国には外国人が泊まれないホテルがありますが、外国人でも予約はできてしまうため、現地に行って気づく場合もあります。

そういったホテルは予約検索時にホテル名に内賓(=中国本土の国民)と書かれていたり、詳細に外国人受け入れ不可などと書かれていたりするようです。

トリップドットコム[外部サイト]の日本語版は外国人が泊まれないホテルが除外されているため、安心して予約できます。

準備を万全にして北京旅行を楽しもう!

いかがでしたでしょうか?

経済発展を遂げて便利になった中国・北京に行ってみたいという方に観光スポットや行き方、旅行の注意点などを紹介しました。

規制や制度が変わりやすい国でもあるので常に最新の情報に注意しましょう!

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